2021年6月末に家族3人(妻・娘)でアメリカ・カリフォルニア州から日本(成田空港)に帰国し、新型コロナウィルスの検査やアプリのインストールなどを経験したので、その一部始終について体験談を共有します。
陰性証明書の取得
まず、日本に入国する人は全員、出発72時間前以内に日本政府が指定する検査方法での検査を受け、所定のフォーマットでの陰性証明書を取得する必要があります。指定の検査方法やフォーマットについては厚生労働省のHPで確認することができます。
この指定の検査方法やフォーマットで検査可能な医療機関について在ロサンゼルス日本領事館がリストをまとめていますのでそちらを参照してください。このリストによるとサンディエゴではNSIGHTというところが一人$175で検査を実施しているようです。
私はこのリストの存在を知らず、自分で探して、Google検索で一番最初に出てきたMedical Care San Diegoというところで検査を受けました。検査代はなんと一人目が$399、二人目以降が$350でした。。。彼ら曰く、絶対に24時間以内に検査結果を出すし、日本の入国者向けのフォーマットも経験があって確実なサービスだからということでこの値段だそう。しかし、それにしても高すぎる。実際サービスはとても良くて、レスポンスも非常に早かったです。
子供も陰性証明書が必要かについてですが、こちらも在ロサンゼルス日本領事館のHPに以下のように記載されていました。
子供も検査証明書を取得するようにお願いしています。
在ロサンゼルス日本領事館HP
ただし、多数の国において、当該国の制度として未就学の子供には検査を実施していないことも勘案し、検疫においては、個別の事情をお伺いした上で、同居する親等の監護者に帯同して入国する未就学(概ね6歳未満)の子供であって、当該監護者が陰性の検査証明書を所持している場合には、子供が検査証明書を所持していなくてもよいものと取り扱うこととしています。
何とも歯切れの悪い表現。。。これを見る限り自分の娘は1歳なので検査を受けなくても良いのですが、同じ1歳の子供をもつ知り合いの方が、検査を受けてなくて一度搭乗拒否され、領事館に抗議して最終的に乗れたという話を聞いて、受けておいた方が安全だと思い、受けることにしました。ただ本来はなくてもOKなはずです。
空港での手続き
空港ではチェックインの時にカウンターで陰性証明書を提示し、確認してもらいます。この時に指定方法以外の方法で検査を受けていたり、フォーマットが違っていたりすると搭乗を拒否されてしまいます。
ここで無事確認が完了すると、あとは通常通り、搭乗ゲートでボーディングパスと身分証明書のチェックと手荷物検査を行うだけです。
また、到着後のセクションで触れますが、この時点で完了しておいた方が後々スムーズなことがいくつかあります。それは、
- 厚生労働省質問票ページへの情報入力(家族全員分)
- 位置情報確認アプリ(OEL)、ビデオ通話アプリ(mySOS)、接触確認アプリ(COCOA)のインストールと設定(明記されていないが、大人は全員しないといけない)
です。詳しくは厚生労働省のHPをご覧ください。
機内での用紙記入
機内でCAの方から、誓約書、健康管理カード、既往履歴申告書の3点を配布されます。子供も含めて家族それぞれの記入が必要となります。非常に面倒でなぜオンライン化されていないのかは謎です。
空港到着後(成田空港の場合)
全体工程と所要時間
プロセスが非常に長いので最初にまとめておきます。
- 降機後待機(20分)
- 検査待ち(1時間40分)
- 書類確認と検査(10分)
- アプリインストール・設定確認(20分)
- 厚生労働省質問票ページのQRコードスキャン(すぐ)
- 最終チェック(すぐ)
- 検査結果待ち・受領(40分)
所要時間はあくまでも私の場合で、空港の混み具合によってかなり前後すると思われます。私の場合月曜日の午後4時20分着でこの時間帯は比較的フライトが多いようです。到着してから大体3時間ほどかかりました。私の前の週に同じ便で帰国された方も3時間ぐらいだったそうです。
降機後待機
まず、降機してから全員が揃うまでターミナルに入ったところで待機させられます。
検査待ち
少し移動し、椅子がたくさん並べてある場所で検査の順番待ちを行います。ここが非常に長く、どれくらい待たないといけないかも分からずただひたすら待たされるだけなので大変苦痛です。その割に「検査30分以内の飲食禁止」の紙がいたるところに貼ってあり、飲食するのも避けなければなりません。ただ、経験談としては、どうせ待たされるので飲食しても問題ないと思います。フライトごとに団体で検査場所に案内されるのですが、この間係りの人が何度も行き来して、やっと順番が来たかと思ったらそのまま素通りするということが何度もあり、もしかしたら自分たちは忘れ去られているのではないかと不安になる程です。西海岸時間では深夜の時間帯にあたり、疲労と待たされる苦痛といつまで待てば良いのか分からない不安からイライラがMAXになります。
書類確認と検査
係りの人から我々のフライトが呼ばれようやく検査かと思ったら、まずは機内で記入した誓約書などの書類確認があります。さっき1時間40分も待っていたのに、その間にできなかったのかという疑問がわきあがります。書類確認が終わると、ようやく検査、この時点ですでに到着から2時間が経過。検査はいたってスムーズで、唾液検査なので苦痛もなく終わります。書類確認かその前ぐらいから唾液を貯めておくのをお勧めします(笑)ただし、唾液が十分に出せない子供は鼻腔検査があります。1歳の娘にとっては非常に苦痛で、子供の検査を免除してほしいと切に願います。。。
アプリのインストール・設定確認
検査待ちと同じぐらい苦痛なプロセスがこのアプリインストール・設定。前述の通り、COCOA、MySOS、OELの3つのアプリをインストールする必要があります。まず、検査を受けた場所から少し歩き、大きな部屋へと案内されます。そこではパイプ椅子が等間隔で並べてあり、完全防備のスタッフが大勢待っています。入国者が入ってくると、スタッフが近づいてきて、3つのアプリをインストールしているかのチェックがあります。インストールしていない方は、ここでインストールすることになります。家族で誰か一人がインストールすれば良いのではなく、全員(未成年はしなくて良い?)インストールする必要があります。私の妻はインストールしてなくて、ここでインストールを試みたもののスマホの容量不足により、インストールできず、この場で容量を食っている他アプリや写真の削除を余儀なくされます。。。妻は憤慨しておりました。インストール確認が終わると、部屋の端に並べてある長机に進み、そこにはスタッフが座っていて、まずはCOCOAについての説明があります。そこでスマホの画面を見せながら、アプリによる位置情報へのアクセス許可などの設定を確認します。それが終わると隣の部屋に進み、別のスタッフの元、MySOSの設定を行います。それが終わると次に、また隣の部屋で別のスタッフの元、OELの設定を行います。各アプリの設定は大したことなく、似たような操作ばかりなのですが、いちいち移動させられ、この時眠っている1歳の娘を抱えながら、ベビーカーを押しての移動は非常に大変でした。幸い手の空いているスタッフがベビーカーを押してくれましたが、何故いちいちアプリ毎に移動しなければならないのか、一箇所で全部やれないのか疑問でしょうがなかったです。この細々とした入念なプロセスが何とも日本らしいなあと思います。
厚生労働省質問票ページのQRコードスキャン
オンライン質問票ページを回答するとQRコードが表示されます。このQRコードをスキャンしてもらうだけなのですぐに終わりますが、回答が終わってない方はここで回答を完了する必要があります。
最終チェック
アプリインストールスタンプラリーが完了した後、別のスタッフによる最終チェック。ここは一瞬で終わります。
検査結果待ち・受領
この時点でいろんな場所を行ったり来たりしてヘトヘトですが、ようやく結果の待合室へとたどり着きます。検査を受けてから、いくらアプリインストールがスムーズにいったとしても、ここで待つことになります。結果が出ると番号毎に呼ばれ、陰性の証であるピンクの紙を受領して晴れて完了となります。検査を受けてから大体1時間ほどかかるのではないかと思われます。この後の、入国審査、税関は非常にスムーズでした。
おわりに
読んでいただくとお分かりかと思いますが、入国のプロセスは非常に苦痛なので覚悟しておいてください。忍耐強さが求められますが、どれくらい待たないと行けないか先が見通せない苛立ちや、細々としたプロセスによる疲弊はもうちょっと何とかできるのではと感じざるを得ません。長丁場になりますので、お菓子や飲み物、暇つぶしグッズを持っておくことをオススメします。みなさんが無事に入国できることを祈っています!!
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